20Jul
日々進化していく美容の世界は、とっても奥が深い!
新しい話題や知っているとタメになる知識を皆さんに代わって聞いてきちゃいます!
今回は新常識となりつつある「近赤外線が肌に及ぼす影響」をお届け!
◎近赤外線ってどんなもの?
強い陽射しを感じる季節になると、気になるのは日焼け。紫外線のUV-A、UV-Bが肌にダメージを与えることは、広く知られていますが、実は近年「近赤外線」も光老化の一因になることが明らかにされつつあります。地表に届く太陽光には、紫外線、可視光線、近赤外線の3つがありますが、近赤外線は地表に降り注ぐ太陽熱エネルギーの約半分を占めます。さらに、紫外線よりも肌の奥深くまで届くことが研究で明らかになってきています。
紫外線のUV-Bは肌の表皮、UV-Aは真皮まで届き、それぞれ肌の炎症やシミやシワ、乾燥などの光老化を引き起こす原因となります。いっぽう近赤外線は、真皮層のさらに奥、皮下組織にまで到達していることがわかります。
◎肌にはどんな悪さをするの?
近赤外線は、肌の“酸化”や“糖化”、“炎症”を引き起こし、シミやシワ、たるみなど、「肌の光老化」を加速させるといわれています。しかも、そんな近赤外線は肌の奥の奥、皮下組織にまで届くとされているので、考えるとちょっと恐ろしいですよね!
◎どうやって防げばいいの?
近赤外線を防ぐには、紫外線対策と同じく、日ごろからケアすることが大切です。
ただ、近赤外線への対策まで考えたサンケアアイテムは、実はまだまだ市場では少ないのが現状です。
一般的なサンケア製品には、紫外線を吸収・散乱させる素材として紛体が配合されていますが、肌への美しさを考え、粒子の小さな紛体がよく用いられてきました。
一方で、粒子の大きな紛体は近赤外線を効率よく散乱させることが知られていましたが、使用感が悪く白うきしてしまうなどの課題があり製品化は困難でした。
このような状況のなか、セプテム総研では、近赤外線についての研究を重ね、“効果”と“使用感”の2つのポイントを両立する技術を開発。既にセプテムプロダクツのいくつかのサンケア製品にその技術が活かされているのです。
2017年3月、セプテム総研は、大きさの異なる2種類の紛体をある一定の割合で配合することで、紫外線のみならず近赤外線も効率よく遮断するという内容で特許を取得しました。