7Aug
汗ばむ季節。Tゾーンのテカリが気になりはじめたら肌のサビといわれる酸化にも要注意!
肌のたるみを予防する糖化対策もあわせておこなって、若々しい美肌をめざしましょう。
活性酸素は油が好物!?
天ぷら油などを何度も使用していると、茶褐色になったり、においも気になってきます。
これは空気中の酸素によって油が酸化し、油の中に過酸化脂質ができるのが原因です。
実はこの現象と同じことが肌にも起こっています。呼吸をすると酸素の2%ほどは、不安定な酸素=活性酸素となります。活性酸素が細胞膜の脂質を酸化し、過酸化脂質となってしまうことで、細胞そのものが劣化し、シミやシワといった肌トラブルを起こします。
また、活性酸素は紫外線を浴びたときやストレスを感じたときにも発生します。肌は外からの紫外線や内からのストレスなどの影響を受けるため、特に気を配らなければならないのです。
酸化の負の連鎖を食い止めよう
細胞膜の酸化と同時に、肌表面の油分などは空気中の酸素によって酸化し、過酸化脂質へと変化していきます。しかも過酸化脂質は不安定な性質のため、周囲のものをさらに酸化させ続けます。化粧品の油分だけでなく、肌から分泌される皮脂も過酸化脂質へと変化。次々と連鎖反応を起こして、角層にダメージを与え続けるのです。おでこの夏の皮脂量は冬の2倍ともいわれますから、皮脂の酸化を防ぐケアがこの季節の重要なポイントとなってきます。
活性酸素を増加させる主な要因(酸化の原因)
- 1.紫外線を浴びたとき
- 2.ストレスを感じたとき
- 3.アルコールを多量に飲んだとき
- 4.タバコを吸ったとき
- 5.スポーツや激しい運動などをしたとき
- 6.レントゲンなどで放射線を浴びたとき
- 7.車の排気ガスなど大気汚染物質を多量に吸ったり浴びたとき
カラダの中から、たるみをストップ!
パンを焼いたとき、表面が茶色く焦げて固くなったり、炊飯器にご飯を長時間保温しておくと黄ばんで硬くなったりしたことはありませんか?これが糖化です。
糖化とは、たんぱく質と糖が結びつく反応のことで、糖化反応が進むと「AGEs(最終糖化生成物)」ができてしまいます。糖化は肌でも起こり、加齢とともにAGEsが増加します。
たるみと聞くと肌表面のことばかり気にしがちですが、AGEsの生成は肌の弾力の元であるコラーゲン同士を結合させ、弾力を低下させるため、シワやたるみの原因となるのです。また、AGEsは黄~褐色なので糖化が進むとくすみの原因となります。
糖化による影響でカラダ中がたるむ?
糖化による肌症状としては、コラーゲン線維が変性してハリや弾力がなくなり、シワやたるみの原因になるほか、表皮の角層にAGEsができるとゴワつきやキメの乱れ、くすみの増加につながります。
糖化による影響は美容の分野だけの話では終わりません。コラーゲンは肌だけでなく骨や血管などカラダ全体に存在しているため、コラーゲンの糖化によって“カラダ中がたるみ”さまざまな病気のリスクが高まることがわかってきています。
まとめ
肌のサビを防ぐ抗酸化ケアと肌をたるませない抗糖化ケアの
Wケアで老化肌の進行を遅らせて、いつまでも若々しさを保ちましょう。