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糖化×時間=老化!? AGEsとは!?

糖

肌老化を進める糖化反応によってカラダの中に蓄積され続けるAGEsと呼ばれる老化関連物質。AGEsがコラーゲンにできやすい理由は? なぜ全身に蓄積され続けるの?原因と予防策を解明していきます!

<AGEs が体内にたまる様子>

一次反応 … 体内のたんぱく質と糖が結合する
カラダの中では、食事などから摂取した糖が、体内のコラーゲンなどのたんぱく質と結びつき糖化します。肌は代謝の遅いコラーゲンが70%を占めているため糖化しやすい器官です。

二次反応 … 糖化したたんぱく質は体内で、様々な反応をくり返し受ける代謝の遅いたんぱく質は、糖化反応や酸化反応をくり返し受け続けます。

AGEs … AGEsが生成する
糖化をくり返すと、最終糖化生成物AGEsとなります。いちどできたAGEsは、分解されにくく体内にたまり続け、老化を促進させます。

糖化によって作られる「AGEs」の正体とは!?

糖化とは、たんぱく質が糖と結びつく現象のことをいい、メイラード反応あるいは、糖化反応とも呼ばれています。私たちのカラダは、一番多い水分を除くと、50%がたんぱく質で構成されており、その1/3をコラーゲンが占めています。これらたんぱく質に食べ物などから摂る糖が結びつくと、糖化反応が起こります。

糖化したたんぱく質がさらに様々な反応を受けることで、最終的にできるのが「AGEs(最終糖化生成物)」という老化関連物質です。

たんぱく質 +  = 糖化

<老化の方程式>
糖化 × 様々な反応 =  AGEs(最終糖化生成物)がカラダにたまる

皮膚中のたんぱく質の約70%を占めるコラーゲンは特に代謝が遅いため、糖化や酸化など様々な反応を受けやすいのです。その結果コラーゲンには、AGEsが蓄積し、弾力低下や茶褐色化などの原因となります。

<肌悩みの方程式> コラーゲンが糖化ゴワゴワシワ・たるみくすみの原因に

AGEsは茶色!?

たんぱく質が糖化すると茶褐色状態になります。肌に起こる糖化は、ゴワつきだけでなく、透明性を低下させくすみの原因にもなります。

メイラード反応豆知識

メイラード反応は、身近なものでも起きています。例えば、ご飯やパンには、たんぱく質(アミノ酸)や糖が含まれています。ご飯やパンを焼くと、茶色くなり表面は硬く変化しますね。これは、加熱によりメイラード反応が急速に進んだためなのです。

糖化によるAGEsがたまりやすいのは肌だけじゃない!?

ジワジワと時間をかけて蓄積し続けるAGEsはコラーゲンなど、たんぱく質の代謝の遅い組織を中心にたまり続けます。コラーゲンは、肌以外にも、目、血管、骨、軟骨、内臓など全身に存在していて細胞を守る重要な働きをしているので、コラーゲンにAGEsがたまるとさまざまな悪影響がカラダに現れます。

AGEsがたまることによる老化反応

皮膚 シワ・たるみ・くすみ
  視力の衰え
血管 高血圧・動脈硬化
  骨が折れやすくなる
軟骨 関節痛、ひざの痛み

糖化を加速しないためには?

糖化を防ぐには、血糖値を上げないようにする食生活がポイント。食後の血糖値の急上昇を抑えるにはちょっとした食事のコツがあります。それは、食物繊維を多く含む野菜を食べることなのです。ごはんなどの炭水化物を先に食べると血糖値が一気に上がりやすくなります。野菜などを先に食べることで腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇を抑えられるのです。

まとめ

AGEsをカラダにためないためには、
紫外線対策をする ・ 野菜を先に食べて血糖値を抑える ・ 軽い運動で糖代謝を高めることがポイント!

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