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きれいの泉|セプテムプロダクツ

基底膜って、なぁに?

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夏本番。元気な太陽、降り注ぐ紫外線――
肌にとっては過酷なシーズンを迎えていますが、皆さん、正しいケアをおこなっていますか?
太陽から肌を守る(ケアする)アイテムを使ったり、
保湿ケアをおこなったり、肌バテしないように健康飲料やサプリメントをとったり・・・。
こうした肌の外側からのケアとカラダの内側からのケアはとても大切です。

そして、これらに加えて決して忘れてはいけないのが「基底膜のケア」なんです。

基底膜とは・・・

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それではまず基本のキホンから。皆さん、基底膜は肌のどの部分にあたるかご存じですか? 正解は右のイラストのとおり。基底膜は肌の表皮と真皮の境界部分にあり、外から見ることはできません。また厚さはなんと約0.1マイクロメートル! 聞き慣れない単位ですが「1マイクロメートル=1,000分の1mm」ですから、とってもとっても薄い膜というわけなのです。
外からは見えない、そして驚くほど薄い膜でありながら基底膜にはとっても重要な3つの役割があります。

基底膜の三大役割

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基底膜がダメージを受けると?

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基底膜はさまざまな要因によってダメージを受けてしまいます。
大きな原因として挙げられるのがまず紫外線。肌に紫外線があたると、炎症反応が起こり、表皮や真皮から分解酵素がつくられるのですが、この分解酵素がクセモノ。まるでハサミのように基底膜を破壊してしまうのです。
また加齢も基底膜にダメージを与える要因のひとつ。加齢とともに基底膜をつくり出す表皮幹細胞の機能が低下し、基底膜再生力も低下してしまいます。

ダメージを受けた基底膜は・・・

基底膜の断裂、二重化(損傷して重なり合う)がおこってしまうため、表皮の土台としての役割や、表皮と真皮の接着役としての役割がスムーズに果たせなくなってしまいます。
また本来、波状の基底膜が平滑化し、表皮と真皮との接地面が少なくなってしまうため、やりとりできる情報の量も減少。情報の仲介者としての役割も十分に果たせなくなってしまいます。
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基底膜をケアするには・・・?

基底膜は「美肌の鍵」ともいえる重要な部分。肌の美しさを維持するためにも、基底膜を衰えさせないケアを心がけることが必要です。基底膜ケアとして心がけたい第一のことは「基底膜の修復をサポートする」こと。第二に「基底膜のダメージケアをサポートする」こと。いくつかの植物エキスには、そのような働きがあることが報告されています。

◎基底膜の修復をサポートする。
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[アーチチョーク葉エキス]
アーチチョークは地中海やアフリカ北部を原産とするキク科の植物。初夏にアザミに似た紫色の大輪の花を咲かせます。EGFレセプター(表皮成長因子レセプター)の発現を増加させ、表皮幹細胞の成長を促すと報告されています。

◎基底膜のダメージケアをサポートする。
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[ヒメフウロエキス]
独特のニオイがあり、塩焼草とも呼ばれています。昔から「医者泣かせ」の異名で秘薬として用いられてきました。たんぱく質を分解するトリプターゼを阻害し、基底膜まわりの微小環境を整える作用があると報告されています。

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