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近赤外線のおはなし。

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「紫外線」という言葉や「遠赤外線」という言葉なら聞いたことがあるけれど、「近赤外線」はちょっと・・・という人が多いのではないでしょうか。今回は、まだあまりよく知られていない「近赤外線」についてご説明します。
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実は誰もが毎日浴びている!? 近赤外線。

まずは太陽の光についてお勉強!
私たちが毎日浴びている太陽の光は、大きく3つ<紫外線><可視光線><赤外線>に分類することができます。
このうち皆さんがよくご存じなのは紫外線。美肌の大敵としてよく知られていますよね。UV-A、UV-Bといった言葉は日焼け止め商品等のパッケージなどでも目にしていることでしょう。もしかすると「あら、UV-Cもあるの? 知らなかったわ」という方が多いかもしれませんが、これは地上には届かない光線です。私たちに影響を及ぼすことはありませんので、よく知らなくても大丈夫でしょう。
さて、抜群の知名度を誇る紫外線ですが、太陽光に占めるエネルギーの割合としては意外と少なく全体の10%以下といわれています。一方、全体の約40%ほどの割合を占めているのが可視光線。これはその名のとおり、目に見える光線のことをいいます。そして全体のほぼ半分を占めているのが近赤外線。可視光線とは異なり目で見ることはできませんが、熱さを感じることができる光線です。

近赤外線とお肌のカンケイ。

赤外線は目には見えないけれど、熱として感じることができるという特性を活かし、私たちの生活のなかで幅広く利用されています。
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しかし研究が進むにつれ、赤外線にはデメリットもあることがわかってきました。さまざまな実験の結果、赤外線の中でも特に近赤外線は、紫外線と同じように肌の老化(糖化)を引き起こすことがわかってきたのです。
しかも近赤外線は、紫外線よりもさらに肌の奥深く、表皮・真皮・皮下脂肪を越え筋肉組織にまで影響を及ぼすことが明らかになりました。紫外線の約5倍の量で地上に降り注ぎ、紫外線より肌の奥深くまで届いてしまう近赤外線を無防備に浴び続けると、肌には大きなダメージとなってしまいます。

・ UVケアしているのに、ヒリヒリと痛くなったり水ぶくれになる。
・ お手入れをしているのに、肌の調子がイマイチ。
・ 最近、肌のたるみ・シワが目立ってきた気がする。

という方は、紫外線対策だけでなく、近赤外線対策も十分に意識する必要があるといえるでしょう。
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どうしたら、近赤外線を防げるの?

近赤外線対策の基本は紫外線対策と同じです。長い時間太陽の光を浴びないようにすることが一番。
そして日焼け止めアイテムの使用や食生活を整えることがポイントとなります。

◎今日から始める近赤外線ケア

肌を太陽光にさらさない。 太陽光を通しにくい素材の服を着る。日傘、帽子、サングラスも併用しましょう。
近赤外線をカットする日焼け止めを使う。 近頃では紫外線だけでなく近赤外線対策を意識したアイテムも少しずつ登場しています。コマメに塗り直しすることもお忘れなく。
ビタミンCを豊富に含んだ果物や野菜を食べる。 レモンやアセロラ、ブロッコリーやカリフラワーなどが特におすすめ。カラダの中から肌のダメージを回復することを目指しましょう。
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使える? 去年、使い残した日焼け止め
まず一度、手の平に出して確認してください。匂いや色、粘度などに変化がなければ問題なくお使いいただけます。しかしいつもと違う臭いがする等、商品に異常を感じたときはお使いにならないでください。基本的に一度開封した化粧品は、早めに最後までお使いいただき、ワンシーズンを目安に使い切っていただくことをおすすめします。

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